カフェイン中毒の症状とは?頭痛・吐き気・動悸から死亡することも!?

コーヒーは仕事中にも休憩時間、くつろぎタイムなどいろんなシーンで飲むことができるもので、いろんな淹れ方で楽しむことができます。ブラックやカフェオレ、エスプレッソ、ラテなどお好みで毎日飽きることなく飲めるのが魅力です。しかしコーヒーを飲み過ぎてしまうことによってカフェイン中毒になってしまうことがあるので注意が必要です。

カフェイン中毒の症状と診断

コーヒーが原因となるカフェイン中毒とはその名の通り、カフェインを摂取するのをやめられなくなってしまう状態になることで、わかりやすく言えばたばこを吸う人がニコチン中毒になってしまうことがあるというのと同じことです。カフェイン中毒かどうかという診断は1日で250mg以上摂取しているか、吐き気や尿の回数が増えたかどうか、心拍数が増加しているかどうか、興奮したり睡眠障害が起きたりしている、顔面が赤くなる、焦燥感にかられる、神経過敏になっているなどの項目のうち5個以上に該当しているかや重大な苦痛、社会的・職業的な機能障害が起きているかによって調べられます。カフェイン中毒の症状は軽ければ神経過敏や吐き気、不眠、焦燥感に襲われる、興奮する、顔が赤くなる、心拍数が増加する、尿の回数が多くなるなどがあります。逆に重い場合はこれらの症状の他に、同じ不眠でも精神症状としての不眠が起きます。またさらにひどくなると幻覚や幻聴が出てきたり、妄想、錯乱状態に陥ってしまいます。最悪な場合は自ら命を絶とうとする場合もあり、目を離すことができません。重い症状が出ている時には胃や胸の痛み、頭痛、吐き気、嘔吐、動悸、けいれん、歩行困難、顔面紅潮、瞳孔拡大などもあらわれます。

急性カフェイン中毒の症状とは

急性カフェイン中毒の症状は短期間でコーヒーを大量に飲むなどしてカフェインを過剰摂取してしまった時に出てきます。不整脈や動悸、呼吸困難、胸痛、鼓動数の増加、強い覚醒効果があるため、幻覚や幻聴などが聴こえてきたりすることもあります。軽度であれば吐き気や不眠程度ですみますが、重度になると頭痛や痙攣などがおきます。頭痛が起きる理由はカフェインに頭痛に対する効果があると同時にカフェイン禁断性頭痛を起こすことでも知られています。急性カフェイン中毒になってしまうほどの摂取量とは成人で1時間以内に体重1キロに対し、6.5mg以上の摂取をしてしまった場合です。例を出すと60キロくらい体重がある人が1時間以内に400mg以上のカフェインを含むコーヒーなどを飲むということになります。これはコーヒーカップでいえば5杯から6杯分ということになります。1時間でそれだけの量を飲むとなると、かなりの摂取量であるというのは想像しやすいのではないでしょうか。コーヒーを飲むと頭がすっきりするような感覚があるため、徹夜しなければいけない時などはコーヒーを何杯か飲んで起きてようとする方もいますが、急性カフェイン中毒という状態になってしまうこともあるので注意をしなければいけません。

慢性カフェイン中毒の症状とは

慢性カフェイン中毒はカフェインを過剰に摂取していることが原因ですから、コーヒーを飲んでいない人であってもこの状態になる場合もあります。カフェインを含んでいるものとしては緑茶や紅茶、ココア、コーラや栄養ドリンクなどにも含まれていますので要注意です。その症状はそわそわして落ちつかない、不安になる、胃痛や吐き気、おなかの調子が悪くなるなども起きます。心拍数の上昇が起こることもあるので気をつけましょう。重度になると痙攣やパニックになるなども出ることがあります。カフェイン中毒の症状になるのは個人差があり、カフェインに強い人・弱い人がいます。ですから、弱い人は強い人と比べて中毒になりやすいのでカフェイン入りの飲み物を飲む時には含有量をなるべくチェックしながら飲むようにしたり、あまり飲み過ぎないようにしたほうがいいです。大人だけではなく、もちろん子供さんがペットボトルなどで飲み過ぎてしまうことにも注意してあげることが大事です。急性の場合はカフェインが分解され、代謝されればその効果は失われますので、重度でなければそれほど心配する必要はありません。コーヒーなどを飲んでいて、これらの症状を感じるようであればカフェインを摂取しないようにして安静にしているようにしましょう。

カフェイン中毒で死亡例

国内でカフェイン中毒による死亡者がいるかについては、2014年、九州地方に住んでいた20代の男性がカフェインを過剰摂取したことが原因で中毒になり、死亡しています。このことは福岡大の法医学教室の教授が解剖したことによってはっきりしたと明らかにしています。この男性は清涼飲料水に含まれているカフェインを短時間で大量に摂取したとみられています。男性は深夜勤務を終えて帰宅後に吐き、その後亡くなっています。男性の血中には1ml内のカフェイン含有量は182マイクログラムとなっていました。これは致死量レベルで、胃からはカフェインを含む錠剤も検出されています。持病などはありませんでしたが、亡くなる1年ほど前から眠気覚ましにとカフェイン入りのエナジードリンクを飲むようになっていました。そしてそれまでにも3、4回ほど吐いたことはありました。亡くなる1週間前からは眠気がひどくて仕事にも支障が出ており、こういう悩みがあったために男性が短時間で大量のカフェインを含む飲料や錠剤を呑んだのではないかといわれています。これによって急性カフェイン中毒になり、死亡に至ったという結論となりました。このように実際にカフェインの過剰摂取によって死亡してしまうこともあるのだというのがわかります。

まとめ

カフェイン中毒は簡単に考えていいようなものではありません。しかし短時間で大量に摂取する、1日の摂取量を目安以上とるなどをしなければそれほど心配する必要もありません。意外にも生活の中にはカフェインを含む飲み物やサプリなどがいろいろとありますので、それにどれほどのカフェインが含まれているかということには気をつけておくようにするだけでも違います。子供さんがいる方は子供さんが飲むものにも目を配ってあげることで短時間で大量に飲んでしまうことを予防することができます。子供が大好きなココアにもカフェインは含まれているのでチェックしておくほうがいいです。